
わすれんぼうおかあさんのなっとうです!
3歳差のギャルたちを育てています。
先日、釣り経験者の弟に協力してもらい、念願の子連れ釣りデビューを果たしました。釣りに行くきっかけは、5歳長女とうふの「お魚釣りしてみたい!」という一言。

金魚と穴子を釣りたい!
可愛すぎかよ!(笑)
ずっと楽しみにしていた釣りでしたが、とうふの感想は「楽しくなかった」「もう行きたくない」。
2歳の次女おにくもグッズグズで、ふたりにとっては楽しくない時間だったようですが、釣りは子ども以来の私自身はちゃっかり楽しんでいました(笑)
特に、一緒に行った兄と弟が盛り上がっていて、兄弟仲が再構築されるというまさかのストーリー。
子どもたちも楽しめるように「こうすればよかった」「これを持っていけばよかった」等、反省点もいくつかありますが、私は「楽しさ」だけを教えたかったわけじゃない。自分で釣って命をいただくリアルな体験は、なかなかできるものではありません。
今回は、子連れの釣りの持ち物と失敗談、それでも行って良かった理由や大人たちが得たのものについて綴ります。
※記事内には、釣った魚の写真(死んだ状態のもの)が含まれます。苦手な方はご注意ください。
万全な準備で安全に過ごそう
ライフジャケットは必須!
今回子どもたち用に購入する際、選ぶ基準にしたのは「桜マーク」がついているかどうか。
国土交通省の定める厳しい安全基準(浮力、強度、水面での姿勢保持など)に合格したものです。「小型船舶の乗船者」には桜マーク付きライフジャケットの着用が義務化されています。
今回は船には乗らないし、2500円程度の安価なもので済ませようか、胃が痛くなりそうなくらい悩みました。
まだ泳ぐことのできない5歳と2歳…。仮に海に落ちた時に、浮力は大丈夫?ちゃんと仰向けになって浮くことはできるだろうか?と色々考えました。
陸からの釣りでは法的な着用義務はありませんが、やはり安全のために桜マーク付きを選びました。
※ただし、桜マーク付きであれば、どの製品でも子どもの適しているというわけではありません。対象年齢や体重、サイズ、使用条件を確認し、子どもに合ったものを選ぶことが大切です。
釣り竿はカインズで998円で購入!
二度目はないかもしれないと思い、とにかく安さ重視で購入しました。

このお値段なら2人分買ってあげられる!釣り用具店にも行きましたが、我が家の調査ではこちらが最安値でした。


一応一通りセットになっていて、糸の結び方の例も記載されています。
持ち物一覧
- 釣り竿
- 針や仕掛け
- 魚掴みトング
- エサ(今回はアオイソメ)
- はさみ
- ロープ付き水汲みバケツ
- 軍手や手袋
- クーラーボックス
- 水を入れて凍らせたペットボトル
- チャック付き保存袋
- ライフジャケット
- 手洗い用の水
- 除菌シート
魚を触ったり、ウニョウニョのエサを付けたりするので、軍手があると初心者でも安心です。
プラスチックのバケツでは浮いてしまって汲めないそうなので、釣具用のロープ付き水汲みバケツが必要です。私は普通のプラスチックのバケツを持参し、海水を汲んで入れてもらいました。
釣った魚は、一旦バケツに入れ、終了後にはクーラーボックスに入れて持ち帰ります。水を入れたペットボトルを凍らせて氷代わりにし、チャック付き保存袋に釣った魚を入れれば、クーラーボックスにニオイがつかないと弟に教えてもらいました。
水道がないので、ペットボトルに水を汲んで持っていきました。魚やエサを触るので、除菌シートもあると便利です。
- 帽子
- 日焼け止め
- 虫除けスプレー
- 履き慣れた靴
- 長ズボン
- タオル
- 着替え一式
- 絆創膏
- 荷物運び用のワゴン
- アウトドア用の椅子、パラソル
- ゴミ袋
- おやつ
使わないものもありましたが、もしもの時のために持っていくと安心です。
今回の機会に、アウトドア用の椅子と、椅子に取り付けることのできるパラソルを購入しました。
「そんな優雅な釣り人いないよ」と弟に言われたのですが、本当でした。座っている暇もないくらいすぐに釣れるので、優雅に座ることができませんでした。でも、釣りに飽きた人たちがフル活用してくれたので用意して正解でしたよ!
いざ、釣りスタート!
初めての釣りの反応と私の心の変化
糸をゆっくりと落とし海の底まで落ちたら、糸がピンと張るよう少し糸を巻きます。しばらくすると、魚が食いついてピクピクッ!手に振動が伝わってきたときのワクワク感がイイ!
2歳のおにくはわかっているのか?いないのか?「よくわからないけど、お魚釣れた!」という感じでしょうか。
とうふは「一人でやる!」と釣竿を持ってはみるものの、まだヒットしたときの感覚がわからない様子。しかし実際に釣れると、嬉しそう!バケツの中を覗き込んで、「可愛いね」と眺めていました。
25年ぶりの釣りを体験した私は、想像していた感情と違い、色々と考えるきっかけになりました。
子どもの頃、一度だけ川でナマズを釣ったことがあったんです。その時はヒットした瞬間、嬉しいはずなのに大パニック。あの心臓のバクバク感は今でも鮮明に覚えていて、今回もその感覚を味わえると思っていました。
しかし実際は、驚くほど冷静でした。すっかり心臓に毛の生えたアラフォーになってしまったようで、「バクバクじゃなくてワクワクかぁ」と、ちょっとびっくり。
自分の心の成長を感じて誇らしく感じる反面、もう昔みたいにちょっとしたことで大きな感動や緊張を感じられなくなったのかな、これから新鮮味のない人生を歩んでいくのかな…と、ちょっと寂しくも思いました。
思わぬトラブルも発生!
姪っ子が同じ釣竿を使っていたのですが、序盤でポキッと折れました!!
おにくがすぐに釣りに飽きてしまったので、我が家の釣竿を貸してあげることができ結果オーライ。我が家の釣竿は最後まで折れることはなかったので、当たり外れがあるのかもしれません。
しかし問題はこれだけではありませんでした。リールを巻くと、持っている部分が外れるんです。

この部分はネジになっているのですが、ネジが緩む方向と巻く方向が同じ。
仕方なく、この部分を持ってゆっくり巻いていました。

ヒットしても一気に引き上げることができなくて、こんな釣り人見たことない!とみんなで笑っていました(笑)
後日、釣り番組を見ていたところ、左にリールを付けていることに気づきました。もしかして、右に付けたの原因だったのでしょうか?
リールの取り付け構造は機種によって異なるため、原因ははっきりしていません。これから購入する方は、使用前にハンドルがしっかり固定されているか確認してくださいね。
いろいろとトラブルはありましたが、このお値段で一式揃えて釣りができて本当に助かりました。カインズ様様です!!
たくさん釣れました!
お昼前まで釣りを楽しんだ結果、たくさん釣れました。小さい魚や、毒のあるフグは海に返して、家に持ち帰ったのは20尾。
母が唐揚げにしてくれて、みんなで美味しくいただきました。

背ヒレに毒がある魚もいるので、素手で触らないよう注意して、最初にハサミで切り落としました。
※種類がわからない魚を扱う際は素手で触らず、魚掴みトングなどを使用してください。調理する場合も、魚の種類を確認し、安全に処理できることを確かめてください。また、オコゼ類は背ヒレなどに毒針を持っている可能性が高い種類です。死んだ後でもヒレに毒が残るので、釣りや調理の際には直接触らないよう注意が必要です。

「楽しくなかった」理由は?
早朝からの釣りは幼児には厳しい
釣りに行ったのは9月の連休。まだ日中は暑いこと、潮の関係で早朝の方が釣れるという理由から、6時起床、7時スタートという予定を立てました。
初めての釣りに大はしゃぎの前夜。「ちょっと睡眠不足だけどお昼寝すればいいか」そんな甘い考えでいました。なぜならうちのギャルたちは、眠たくてグズグズするなんてことは滅多になく、夜も元気すぎてなかなか眠らない子たちだから。
当日、早朝に起こされたふたりはグズグズすることはありませんでしたが、なんとなく勢いがないというか、疲れているというか…。多少釣れなくても、1時間遅くスタートするなど対応すれば良かったと反省しました。
ライフジャケットを断固拒否!
2歳のおにくのライフジャケットは、仰向けに浮く姿勢を保持できるよう前面のみに浮力体がついており、結構なボリュームがあります。腕が短いので邪魔にならないか心配していたのですが…ビンゴ!
自宅で試着した際にはノリノリだったのに、当日海で着せようとしたら断固拒否!気を逸しているうちに一気に着せたのですが、着ていることを思い出すと怒っていました。
また、落水した際にライフジャケットが上に脱げないようにするため、股の間に通すベルトがついています。そのベルトをつけていると、しゃがむことができず中腰になってしまいまた怒る…。そんな繰り返しでした。

結局、最初に少し釣りを体験したのみ。その後はライフジャケットを脱いで、海から離れたところで遊んでいました。チャイルドシートと同じで、嫌がっても着せるしかないのですが、ちょっぴり可哀想でした。
一方とうふは、なぜ着る必要があるか理解しているので、嫌がることなく着てくれました。
膨張式のライフジャケットも考えたのですが、桜マークのついた子ども用はないので、仕方ないですね。2歳のおにくには、釣りは早かったかな。
釣りの醍醐味がわからない
後日、とうふにどうして楽しくなかったのか聞いたところ…

お魚が釣れるまで待つのが嫌だった!
ですって!(笑)
実際はそんなに待つことなく釣れたのですが、とうふにとっては果てしなく長い時間に感じたのでしょう。
釣りの醍醐味は人それぞれだと思いますが、私は今回大人になって初めて釣りをして感じたのは、「ヒットするまでの静寂の時間の贅沢さ」でした。
波の音を聞いたり、海を眺めたり、ぼんやり考えごとをしたり。普段の生活では、何もしない時間をなかなか持てません。釣りは、待つことそのものが楽しみなんだと気づきました。
ヒットした時の心臓のバクバク感はもう味わえなくなったけれど、静かな時間の心地よさを噛み締めることができるようになりました。
人生とは、何かを失いながら何かを得ていくものなのですね。
釣竿を踏んで転んだ
姪っ子が折ってしまった釣竿を、弟が地面に置いておいたらしいんです。とうふはそれを踏んでしまい、転んで激怒。「なんでここに置いたの?」と弟に詰め寄っていました。
この2人相性が良いのか悪いのか、いつも弟が怒られています。家以外では普段そんなふうに怒ることはないのに、弟だけには強気なので面白いです。
ですが、釣竿はつい地面に置いてしまうことが多いと思うので、子連れの場合は特に注意が必要です。
釣ったお魚は食べられなかった
釣った魚たちは、家に持ち帰ってみんなでいただいたのですが、とうふは「食べない」と、口にすることはありませんでした。
あとから理由を聞くと、「いなくなっちゃうのが寂しかった」とのこと。それを聞いて、楽しくなかった釣りだけど来て良かったと思いました。
きっと魚を釣ったら楽しいことばかりだと思っていたのでしょう。しかし実際は、バケツに入れて少しすると死んでしまった。家に帰ったら捌いて調理して、全然違う見た目になってお皿の上に乗って現れた…。
命をいただいているということに気づいてくれたのであれば、楽しくなかった釣りも大成功と言えます。
可能なら経験者と一緒に行くのがオススメ!
今回私たちは、難しいことは釣り経験者である弟に全部お任せして釣りデビューを果たしました。
実際に行ってみたら、初心者ではわからないことばかりだったので、もし経験者の方が身近にいれば、同行してもらうと安心です。
安全な釣り場を選んで!
まずは釣りをする場所選び。弟が仕事帰りなどに、どこがいいか見て回ってくれていたそうです。ちゃんと釣れて、岸壁に壁があり小さい子でも安心な場所を選んでくれました。

また、近くにトイレがあるかどうかも要確認!コンビニの近くを選んでくれていたので感謝です。
初心者では、釣れる場所がわからない。ましてや、安全な場所なのか、釣りをして良い場所かどうかすらわからないです。
釣り人は親切で面白い!わからないことは教えてもらって学ぶ
仕掛けの作り方や糸の結び方、エサの付け方まで、すべて弟が教えてくれました。

釣りの最中、弟が教えてくれていたのは、糸の切れ端を落とさないようにすることです。透明で見づらい小さい糸でも、絶対に落とさないよう注意を払っていました。
ゴミを落とさないことは人としても当たり前のことですが、釣り人として絶対のマナー。ゴミの放置が、釣り場の閉鎖につながることもあります。
釣り歴20年弱の弟ですが、「お前、何年釣りやってんだ!」と友人にツッコまれているらしい…。そんな弟なので、わからないことも多い。すると、周りの釣り人たちが教えてくれるんですって!
実際に、弟は「すみませーん!」と釣った魚の名前を周りの釣り人に聞きに行っていました。
弟曰く釣り人の定義は、「釣りをしない日でも海にやってきて、適当に誰かと喋って、釣り方教えてくれて、身の上話をして、気が済むと突然帰っていく」んですって。本当にそういうおじさんが何人かいました。
余談ですが、隣で釣りをしていたお兄さんは、電話がかかってきて、「仕事中!」と言っていましたよ。すると防災無線?町内放送がかかってしまい、本当に仕事中か聞かれたんでしょうね。「仕事中といえば仕事中!」と言っていました(笑)
釣り人って、親切で面白い!
釣りで大人たちが得たもの
当初、弟と兄の子(姪っ子)に釣りに行こうと声を掛けていたのですが、いつの間にか兄と甥っ子も一緒に行くことになっていました。
兄はおそらく小学生ぶりの釣り。久しぶりの釣りに心が弾み、釣りの勉強スタート。ほぼ使ったことのなかった兄弟のグループLINEで、連日連夜釣りトークを繰り広げるおじさんたち。(兄と弟)
毎朝起きると何十通にも及ぶLINE通知が来ていました(笑)
当日は、夢中で釣りを続ける大人たちと、飽きて早く帰りたい子どもたち(と、洗車にしか興味ない我が夫ちーず)。
すっかり釣りにハマった兄は、翌日も一人で釣りへ。翌週には弟とまた釣りへ。出掛ける用事があればついでに釣りをして、魚を捌いて色んな料理を試しているそうです。人生の新たな趣味を見つけた様子。
兄弟のグループLINEも、頻繁に釣りトークが繰り広げられています。そんな話を両親にすると、なんだか嬉しそう。
私ももっと釣りがしたかった!楽しすぎた!予定を合わせて、今度は大人だけで行こうと話しています(笑)
まとめ
言い出しっぺのとうふが一番楽しめないというまさかの結果となりましたが、結果的には家族みんなにとって学びと変化の多い一日になったと考えています。
子どもが主役のはずが、気づけば大人たちが夢中になって大はしゃぎ。兄弟間が再構築されたり、新しい趣味が見つかったりと、タイトル通り「大人たちの方がたくさんのものを得た」釣りデビューとなりました。
きっかけを作ってくれた子どもたち、そして自分の釣りを後回しにしてサポートし続けてくれた弟には感謝でいっぱいです。
失敗やトラブルも含めてきっと良い経験になると思います。子連れ釣りを検討している方は、ぜひ家族で挑戦してみてくださいね!

